福井県の誓念寺さまの報恩講で金子みすゞの公演をさせて頂きました。

福井県は浄土真宗王国と言われるほど、信仰の厚い土地柄だそうです。
このお寺さんでも報恩講は2日間行われますが、午前、午後、夜と一日に3回もお勤め、法話の法要があり、さらにその間の夕方5時から、落語やヴァイオリンの演奏などもしているのだそうです。そのお時間にみすゞをさせて頂きました。

お寺のお孫さんが小学2年生の女の子ですが、一番前で見て下さいました。最後まで静かに見て下さって、そのことにご住職も坊守さんも驚いていました。お孫さんが面白かったと言って下さったみたいで…何より嬉しかったです。
小学生にはちょっと難しいかしらと思っていましたが、面白かったとは…嬉しいですね…。小学生をあなどってはいけないですね。

お斎(とき)です。精進料理でお見事でした。

本来お寺はお檀家さんのものです。ですので、この報恩講もお檀家さんが主催で執り行われるそうです。このお寺さんではお檀家さんが9つの班に別れていて、9年に一度、その班でいろいろなお世話をします。このお斎の材料調達からお料理、接待、さらに受付などもすべて班でします。残りの8年は何もしないで食べられるので、9年に一度奉仕するのだそうです。

すごいですね…確かにそうなんでしょうが…なかなか出来ないですよね…。
頭が下がります。

その地域は里芋の産地で、しかも収穫の季節、里芋料理がいくつかありました。身が引き締まってとっても美味しかったです〜。このお料理でいっぱいやりたかったぐらいです(笑)

よいご縁を頂きまして本当に有り難うございました m(_ _)m
福井で一泊、明日はせっかくなので、永平寺にお参りに行こうと思います。