臨床仏教の学び [カナコのつぶやき]
昨年の冬から臨床仏教の公開講座に通っていました。
仏教者は現代社会のなかで、人びとのこころに、どのように寄り添うことができるのか…。
それがテーマの講座です。
そしてこの春から、次のステップのワークショップ課程に通いはじめました。
第1講は「仏教カウンセリング・傾聴法」
ご講師は 神 仁先生(臨床仏教研究所上席研究員)です。
参加の受講生は30名程でしたでしょうか。
13時から17時の4時間でしたが、時間はあっという間に過ぎていきました。
とても興味深いものでしたし、なるほどと頷きながら参加させて頂きました。
終わりの方のワークで、ある少年の手紙を読みました。
そしてその少年に該当するものに丸をつけると言うものがありました。
問いは全部で10問。
グループに分かれ、相談して、グループ内での結論を出します。
見事にみんなバラバラです。
十人十色です。
そりゃそうですよね、生きてきた環境や、習慣、経験、考え方がみんな違うのですから。
人はその人が歩んできたなかでの経験で、価値判断や正しい・間違いだなどと判断をしている。その自分の判断基準や自分がどういう傾向にある人間かを知っていることが大切だと学ばせて頂きました。
またサンガ(仲間)の大切さも教えて頂きました。
自分の判断というものがこんなにも危ういものである、そしてひとりで抱え込むことが自分を追いつめてしまう、だからサンガのなかの私でなければならないと言う事です。
臨床仏教の講座ですが、人としての学びであるなと思いました。
全部で10講ありますが、次回はどんな気づきを頂けるのか、楽しみです。
どんな自分に出会えるか…怖い気もしますが、とても大切な事ですものね。
実りある時間を過ごす事が出来そうです (^_^)
2015-04-29 10:34
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