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臨床仏教の学び 3 [カナコのつぶやき]

臨床仏教のワークショップ、3回目です。
3回目までは自分を知ることがテーマ。

内観法(自分自身をみつめ直し、アイデンティティの再構築をはかります)
ご講師は千石真理先生(心身めざめ内観センター主宰)です。
千石先生は医学博士であり、また浄土真宗 本願寺派の僧侶でもあります。


内観とは自分の心の内を観る反省法で、浄土真宗の一派で行われていた「飲まず喰わず寝ずの苦行 身調べ」から発展したものだそうです。

母親・父親・兄弟・祖父母・親戚・配偶者・お世話になった人など、身近な人びとに対する自分の行動を…

1・して頂いたこと
2・して返したこと
3・迷惑をかけたこと

という3つの観点で幼いころから年代順に具体的なエピソードを思い出し、自分自身のことや身の回りの身近な人びととの関係をありのままに見直すものです。

「集中内観」は1週間、朝から晩まで行うそうです。
昔のように飲まず食わず寝ずではもちろんありませんが…。
(日々の「日常内観」は朝晩のみ30分ずつ)


内観者は屏風で区切られたスペースの中で楽な姿勢で座り、指導者に与えられたテーマを内観する。
1時間半ほどすると、指導者が来て、何を思い出したか聞きに来るそうです。

その時に指導者は屏風を開ける前、内観者と対面した時、話を聞き終わった時、屏風を閉めた後と4回ほど合掌礼拝するそうです。これは内観者の中にある仏性(仏の種)にお辞儀をしていると聞きました。

口では「人はみな仏性がある」とか言ったり思ったりしていましたが、実際の行動が伴っていなかったなと気づかされました。


1時間半ほど講義がありまして、後半はプチ内観体験です。

3〜4歳から小学3年ぐらいまでの、母(あるいは養育してくださった方)との具体的エピソードを上記の3つのテーマで思い出していきました。

「して頂いた事」、「迷惑かけたこと」は残っている写真を手がかりにポツポツ思い出せるような…(思い出せてる気がするだけかもしれませんが)、でも「して返したこと」がまったく思い出せません。
先生が呼び水で「肩もみしたりしましたか…」と言ってくださいますが、したかもしれないませんが、思い出せません…。
薄情な自分に悲しくなりました…。やっぱり私は自分中心だな〜って。自分の事にしか興味がないのかな…。


先生もおっしゃっていましたが、集中内観でも最初の3日間はほとんど思い出せないそうです。でもその後は次から次と思い出すんですって。

内観することで、当たり前が当たり前ではなかったことに気づき、感謝に変わるのですね。


1週間の集中内観をやる決心はまだつきませんが…やる意味は十分あるなと思いました。
1週間、世間との連絡も取れないんですって…。

千石先生のところでは3泊4日のコースもあるとか…でも鳥取なのよね…。
遠いな〜〜。
そう思っているうちはまだ機が熟していないのかな…その時が来たら受けてみようと思います。

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